Sake Project
酒プロジェクト
農家が酒を売る
「農家酒屋」の挑戦

Sake Projectとは
杉浦農園は、全国でも珍しい「酒販免許を持つ農家」として、無農薬で育てた酒米を使い、自らが販売する特別な酒造りを行っています。この「Sake Project」は、地元奈良の銘酒「風の森」で知られる油長酒造さんとの協業によって生まれました。杉浦農園の酒米が、どのようにして特別ブランドの一部となり、農家酒屋としての新たな挑戦が始まったのかをご紹介します。

酒米作りから
清酒販売までの一貫体制
杉浦農園は、単なる農家ではありません。酒販免許を持ち、酒米の栽培から酒の販売まで自ら手掛ける「農家酒屋」として、地域に根ざした新しい農業の形を実現しています。自らの水田で援農の方々と共に無農薬で酒米を育て、丁寧に手入れされた酒米は、その豊かな風味と品質が地元の酒蔵でも高く評価されています。これにより、農作物が地元の産業を支え、消費者の手に渡るまでの過程が明確に伝わります。

無農薬の酒米作りへの取り組み
持続可能な農業の実践
農家酒屋ブランドの清酒「風の森」で使用されるお米は、すべて無農薬で栽培されています。農薬を使用しない稲作には多大な苦労が伴いますが、毎年多くの方が援農に集まり、水田の管理作業を通じて環境保全と持続可能な農業の大切さを実感されています。このプロセスは、酒米作りとともに、地域の未来と環境を守るための挑戦でもあります。

油長酒造との協業
風の森の特別ブランドへ
2024年より杉浦農園の酒米は、奈良を代表する酒蔵「油長酒造」の新しい酒蔵「葛城山麓醸造所」で使用され、特別なブランドとして「風の森」に生まれ変わります。水田の中に佇む酒蔵は、その地域で作られる酒米を用いて酒造を行います。両者の協業は、地域の伝統を守りつつ、新たな価値を創出する革新的な取り組みです。この山麓の蔵では、里山の自然に囲まれた環境で、酒米の個性を引き出す独自の醸造技術を駆使して、特別な味わいを生み出します。地元産の素材と伝統的な技術が一体となり、唯一無二の酒が完成します。
