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金剛登山

ボランティアハウスの裏山が関西を代表する金剛山です。登山口が目の前という、登山好きには羨ましい環境ですが、灯台下暗し。4年ぶりの登山です。トレーニングに月1登山を年始の目標に掲げた昨年でしたが、情けないことに、仕事を言い訳に一度も実行せず後悔していました。そんなこともあり、大雪の日でしたが行くぞ!と決意して登り始めました。積雪20cm、息を切らしながら、あーこなければよかったと軟弱な私。

登り始めて30分で、奈良時代の高宮廃寺跡。寺の礎石が全て残っています。金剛山は修験道の霊山で、かつて無数の寺がありました。さらにゆくと石寺跡(写真右)。冬の山中での、僧侶たちの過酷な生活が偲ばれます。

学生時代は探検部でしたから、登山は得意でした。急な斜面を登りながら、体の使い方や呼吸を思い出し、ペースをつかんできます。この辺りから、やっぱり来て良かったかもと心境に変化。2時間半で峠に出ました。ここからは尾根歩きで最高峰に向かいます。山頂には葛木神社があります。樹齢600年の御神木群が迎えてくれます。

山頂横には、真言宗醍醐派大本山 金剛山転法輪寺があります。ここにお参りしてから山頂へ到着しました。大阪平野を見おろして、改めて来て良かったと思うのでした。里山の再生を行う者は、その自然環境をよく知らねばならない。そう山から諭された気がします。今年はできるだけ時間を作って・・・登ります。

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